1. 悪玉菌 : Harmful bacteria / Bad bacteria
大腸菌の一部やブドウ球菌・ピロリ菌など、病気の原因となる菌の総称。腸内に腐敗物を溜め込む・有毒物質を発生させて腸内をアルカリ性にする・発がん性物質を作り出すなど、いらん事ばっかりするのでこう呼ばれる。それでも悪役がいないと主役が活躍できないという自然界の法則によって、腸内に１割ほど生息しているのが理想的とされている。
2. オリゴ糖 : Oligosaccharide
「ありがとうオリゴ糖！」・「オリゴ糖？ オレ後藤...」 などのギャグでおなじみのオリゴ糖(?)は、整腸作用などの健康効果が期待される天然由来の糖類。大腸でビフィズス菌などの善玉菌のエサとなってビフィズス菌を増やし、腸内の細菌バランスを善玉菌が優勢な状態に整える。便秘や肥満の解消だけでなく美肌効果もあるという事で、ヨーグルトなどの健康食品にも入っている。
3. ばい菌・黴菌 : Germs / Bacteria / Cooties (米俗)
細菌と黴(かび)の総称。人体に有害な細菌やウィルスなどの微生物の俗称で、これが転じて「バイキン！」などとイジメにも使われてしまうのは情けない。「細菌」とほぼ同じ意味なのだが、日本では必ず悪い菌の意味に使われる。アンパンマンに登場する「ばいきんまん」は中国語版では「細菌人」、その妹のドキンちゃんは「毒菌妹妹」、こっちの方が怖そう。
4. 腸内フローラ : Intestinal flora
腸内に棲む細菌は、その菌種ごとに集まって腸の壁に隙間なく張り付いているのだが、これが顕微鏡で覗くと品種ごとに並んで咲くお花畑（Flora）のように見えることから「腸内フローラ」と呼ばれる。正式な名称は腸内細菌叢（ちょうないさいきんそう）。細菌の数で見ると、善玉菌２割・悪玉菌１割・日和見菌７割というのが理想のバランスとされている。
5. ペニシリン : Penicillin
英国の細菌学者フレミングが1928年に青かびから発見し、世界で初めて実用化された抗生物質。第二次世界大戦でぺニシリンの量産工程を開発し、数多くの負傷兵を助けたのは「バイアグラ」で有名なあのファイザー社。侵入してきた細菌の細胞壁を弱らせ、破裂させて殺す。顕微鏡で見た形がPenicillus(ラテン語で絵筆)に似ていたというのが名前の由来だが、これが現代のPencil(鉛筆)の語源にもなった。
6. 生卵 : Raw eggs
あまり知られていない話だが、ニワトリは肛門から卵を産む(爆)。なので糞と一緒に出てきた卵の殻にはサルモネラ菌などの食中毒菌がいっぱい(汗)。卵は海外では加熱を前提として売られているが、日本では生食が前提なので全て洗浄消毒してから売られているので安心(笑)。海外で卵かけご飯が恋しくなったらPasteurized Eggs (低温殺菌された卵)を買おう(賛)。
7. カンピロバクター : Campylobacter
名前の由来はギリシャ語の「曲がった棒」でその形から。牛や豚などの家畜や鶏などの腸管に広く棲んでおり、よく知られるのが牛のレバ刺しや鳥刺しによる食中毒。犬や猫などのペットの糞便から感染することもあるので注意が必要。
8. ピロリ菌 : Helicobacter pylori
可愛らしい名前に似合わず胃炎や胃潰瘍を引き起こす悪玉菌で、胃の出口である幽門(Pylorus)から発見された事からこう呼ばれる。口から入った多くの食物を消化する強酸性の胃液にも負けずに胃の粘膜に棲み付き、胃もたれや吐き気・空腹時の痛み・食欲不振などを引き起こす。英名の“Helico-bacter”とは螺旋(らせん)型の菌という意味で、プロペラをくるくる回しながら上昇するヘリコプターと語源は同じ。
9. Covid-19 : Coronavirus Disease 2019
正しい日本語訳は「新型コロナウイルス感染症」。2019年に中国の武漢から世界に広がったのだが、WHOの中国に対する異常なまでの忖度によってCoronaの“Co”、Virusの“Vi”、それにDiseaseの“D”をくっつけて、発生源をぼやかした名称となった。これはトランプさんが言う通り “Chinese Virus” が正解。
10. WHO : World Health Organization
世界保健機関の略称で本部はスイス・ジュネーヴ。人類の健康を守る国連の専門機関という事なのだが、2020年のコロナ騒ぎで何の役にも立たないどころか中共の広報機関である事が判明、世界じゅうから“WHO !?”(お前いったい誰やねん!?)と罵声を浴びている。毎年5月31日を「世界禁煙デー」、11月14日を「世界糖尿病デー」、12月1日を「世界エイズデー」に制定するとか、そんなのもうどうでもいいから、さっさと解散して欲しい。
