1. カプセルホテル: Tube hotel
夜遅くまで飲み歩いて終電を逃した時の強い味方。タクシーよりも安いカプセルホテルには外国人もビックリ。宇宙ステーションの寝室を思わせる “Sleeping module” なんて呼び名もあるが、これはもう世界に誇る日本の “Capsule Hotel” で良いのかも。YouTube動画で紹介した海外での反応は「オーマイガッ..なんて奇妙なホテルなんだ !」「彼女と泊まってみたい !」「日本に行きたくなってしまったヨ !」。
2. ダイビングスポット: Dive site
ダイバーお目当ての熱帯魚やサンゴ礁に会える絶好の場所のことなのだが、英語ではスポットではなく“Site”。ショッピングモールなどで無線LANがつながる「ホットスポット」は英語でも“Hot spot”, お父さんの大好きなナイトスポットも“Night spot”でOK。
無線LAN: Wireless Local Area Network
3. プリン: Custard pudding / Cream caramel
プリンは英国の「プディング」からで日本のプリンとは大違い。アメリカの“Pudding”が卵・砂糖・牛乳を使ったデザートで日本の感覚に近いのに対して、イギリス英語ではデザート全般を指す。一般的な「プディング」は冷蔵庫の残り物を蒸したようなもので、美味しいのかと言えば...
4. ボストンバッグ: Overnight bag / Traveling bag
1〜2泊の小旅行用の手提げかばん。アメリカ東海岸のボストン大学の学生達に愛用されていた事からこの名に。飛行機の機内に持ち込める通称「コロコロ」は “Trolley bag”、チェックインカウンターで預ける大きいのは “Suit case”。
5. メロドラマ: Melodrama / Soap opera
恋愛をテーマとした世俗的なテレビドラマは平日の昼下がりの定番。元々は18世紀後半に西欧で発達した娯楽的な大衆演劇で、メロ(メロディー:歌の伴奏)のあるドラマという意味で、見ている方がメロメロになるからとは違う。 “Soap opera” と呼ばれたのはCMを流すスポンサーに奥様たちをターゲットとした石鹸会社が多かったことから。
6. レントゲン: X-ray
医療に使われるエックス線を最初に発見した功績により第1回ノーベル物理学賞を受賞した、ドイツの学者W.C.レントゲン博士から。胃の検査ではX線を通さないバリウムを飲まされるのだがこれが辛い。しかし医師によれば、研究と改良によって「最近のバリウムは美味しくなった」との事。
7. ユニットバス: Modular bath / Prefabricated Bath Unit (PBU)
ワンルームマンションやビジネスホテルの部屋にあるトイレ付きの小さなお風呂、ではない。床・浴槽・壁・天井が一体となって丸ごと設置できる浴室で、間取り図ではUBと表記される。お風呂と洗面台が一体になったものが2点ユニットバスで、そこにトイレが付いたのが3点ユニットバス。欧米ではトイレとお風呂はもともと一緒なので、ユニットバスという呼び方は無い。
ワンルームマンション: Studio apartment/Studio flat
8. ハンドル: Steering wheel
英語の Handleは「取っ手」という意味の他にブログのニックネームのことを言うが英語で“Handle name” (ハンドルネーム) とは言わない。クルマのハンドルは “Steering wheel” で、自転車ならば “Handlebar”。
ブログ(Weblog/Blog):Webサイトで付ける日記のようなもの。logには「記録」とか「日誌」という意味がある
9. モーニングサービス: Breakfast special
“Morning service”とはキリスト教会における朝の礼拝という意味で “ I attended the morning service at the church” のように使う。喫茶店の「モーニングサービス」は戦後の愛知県が発祥の地と言われる。パンに飲み物・サラダ・ゆで卵でセットにするのは全国共通だが、愛知県には「小倉トースト」というボスキャラが。しかも「モーニング」どころか朝から晩まで1日中やってるし。
10. フライング: False start
陸上競技や水泳などでスタートのピストルが鳴る前に飛び出してしまうフライングはFlying startとは言わない。むしろ“Hanshin Tigers got off to a flying start since the opening !”(阪神タイガースは開幕から絶好の滑り出しだ !....あくまで空想) のように良い意味で使われる。