業界用語 和英辞典

1. 為替レート : Foreign exchange rate

為替レート

正式には「外国為替取引相場」。異なる通貨が交換(売買)される際の交換比率で、銀行はどこの通貨でも常に安く買って高く売るので必ず儲かる仕組みになっている。


2. 金融 : Finance

金融

お金を融通し合うこと。本来は商売などをするのにお金の足りない人がお金の余っている人から借りる事を指したのだが、最近ではお金の余っている人がお金の足りない人に融通すると見せかけて最後に巻き上げるのが一般的。フランス語で「金持ち」「金融家」という意味のお菓子・フィナンシェ(Financier)は、その形が金の延べ棒に似てるところから。


3. 銀行 : Bank

銀行

銀行の出入り口には観葉植物が置かれているが、あれはお客様に楽しんで頂こうという心遣いなどではなく、銀行強盗が乱入してきた時に植物との比較で犯人の身長を推定するためのもの。<オリソク=¥2>みたいにケチな銀行が、そんな無駄なサービスをするワケが無いじゃないですか。


4. 清算 : Liquidation

清算

飲み会の費用を翌日に払う意味の精算(Adjustment)ではなく、人間関係や借金などに「けじめをつける」とか「白紙に戻す」こと。会社の清算とは倒産の後始末のこと。


5. 日本銀行・日銀 : The Bank of Japan

日銀

英訳では「日本の銀行」なのだが、その実態は国営銀行ではなく、楽天やヤフーなどのベンチャー企業が上場するジャスダック市場で8301という証券コードを持つ単なる株式会社。日本政府の持分は55%で、大株主はユダヤ系財閥のロックフェラーやロスチャイルドと、その資本構成はアムウェイと大して変わらない。日銀本店の建物は真上から見ると「円」なのはせめてもの自己主張か。


6. マネー・ロンダリング : Money laundering

Moneylaundering

日本語では「資金洗浄」。汚れた10円玉を醤油に浸しておくとキレイになる、のではなく麻薬や武器取引・ギャンブルなどの不正行為で得た資金・賄賂などを口座から口座へ転々とさせ、資金の出所や受取人を分からなくすること。警察や金融庁、さらにはFBIなどが目を光らせているが、貴方が賭け麻雀で友達からゲットしたお金などには目もくれないので安心して。


7. 談合 : Bid-rigging / Collusion

談合

直訳すると「入札の不正操作」。例えば国が進める建設事業などで、入札側の事業者が事前に話し合って価格を調整する事は法律で禁止されている。とは言え事業者も生活がかかっており、発注者までも巻き込んだりする談合は無くならない。


8. トリクルダウン理論 : Trickle-down effect

Trickledown

トリクルとは滴(したた)り落ちるという意味。金持ちが豊かになればなるほど貧しい人にも自然に富が滴り落ちて経済は良くなるという新古典派経済学のトンデモ理論で、金融工学のペテンとまで言われている。これを提唱した日本の経済学者は誰も責任を取っていないどころか、一番てっぺんのシャンペンをがぶ飲みしている。


9. 国民総幸福度 : Gross National Happiness (GNH)

国民総幸福度

国の豊かさを国内総生産のような経済発展の数値で示すのでなく、心の豊かさで示すもの。インドと中国に挟まれたヒマラヤの小国ブータンが1972年に打ち出した理念で、2011年に若き国王夫妻が新婚旅行で来日した際に大きな話題となった。幸福度の高いブータン国民のモットーは「足るを知る」。ちなみに足るを知らない日本人の幸福度は世界で51位(2017)。


10: 安物買いの銭失い : Penny wise and Pound foolish

安物買い

英語の意味は「ペニー(小銭)に賢くて、ポンド(大金)に愚か」というものだが、もっと分かり易いのが“Buy Cheap and Waste your Money”。似たものに“Eat Junkfood and Loose your Waist”〜 「安物食いのウエスト失い」 というのが(ないか)。

経済英語ハンドブックより