1. 台形: Trapezoid (米) / Trapezium (英)
アメリカ英語の発音は「トラペゾイド」、イギリス英語の発音は「トラピージアム」とアクセントも違う。台形の面積の求め方は (上底+下底) × (高さ) ÷ 2。英語にすると(The upper base plus The lower base) times (Height) devided by 2... と面倒くさい。
2. 不等号: Inequality sign
A>Bは日本語で「A大なりB」、英語では“A is greater than B”。 A≧Bと言いたければ「A大なりイコールB」、英語では“A is greater than or equal to B”。「超える」はGreat(グレート)で、「未満」はLess(レス)。1981年のヒット曲・『完全無欠のロックンローラー/アラジン』 は「なぁみんな、俺ってビッグ? 俺ってグレート ?」...そこんとこ ヨ・ロ・シ・ク♪
3. カラザ: Chalaza
卵の黄身の位置を真ん中に保つ役割のカラザは日本語で「殻座」とか「殻鎖」という字が当てられるが、英語の発音は「カレイザ」。 見た目も舌触りも悪いけれど、シアル酸という抗がん性の栄養分が含まれているので捨てずに食べよう。黄身はYolkで、白身はAlbumen。
栄養分: Nutriment
4. てこ (梃子): Leverage
てこの真ん中の「支点」はFulcrum Point、仕事を果たす「作用点」はPoint of Load。ならば「力点」はPower Pointと言いたいけれど、それではマイクロソフトのプレゼン用ソフトの「パワポ」になってしまうので、正解は “Point of Effort”。
5. 勤労感謝の日: Labor Thanksgiving Day
働く人々に感謝する日、ではない。7世紀の中ごろ、毎年秋に初収穫した米を天皇が神に供えて五穀豊穣に感謝した新嘗祭 (にいなめさい) がその起源。明治時代に11月23日と定められたが、戦後のアメリカGHQ による神道・国家の分離政策によって今の名前に変えられた。でもさすがに日本人の心の源泉であるこの日はハッピーマンデーとかで日付が変わることはない。
GHQ: General Headquarters(総司令部)
6. リアス式海岸: Rias coast / Ria coast
リアスとはスペイン語で「入り江」の意味。湾が入り組んでギザギザな状態の海岸で、東北の三陸海岸や福井〜京都にわたる若狭湾などが有名。栄養分が「リア充」している川から流れ込む豊かな水は、魚貝の養殖に適している。しりとりが白熱した時に苦し紛れによく出てくるのが『リアス式海岸沿岸警備隊』。ほかにも『リスボン大使館職員食堂』とか『リヒテンシュタイン観光案内所』とか...
7. 慣用句: Idiomatic phrase
小学校からず〜っと使っていた言葉が実は間違いだったという事もあるので確認してみよう。×恩を着せる→ ○恩に着せる、×采配を振るう→ ○采配を振る、×上には上がいる→ ○上には上がある。
8. ことわざ: Proverb
日本語のことわざが英語でも全く同じ意味なのが意外と多い。鉄は熱いうちに打て→Strike while the iron is hot. 時は金なり→Time is money. 良薬は口に苦し→Good medicine tastes bitter。また一方で全く違うのが「ミイラ獲りがミイラになる」。×Mummy-hunter becomes a mummy →○Many go out for wool and come home shorn. 意味は「羊の毛を刈りに行った者の多くが刈られて帰る」。
9. 位置について ! : On your mark !
運動会のスタートでの決まり文句。「よーい」はGet set ! 「ドン」はGo ! 3つセットで覚えよう。ちなみに「フライング」は “False start”。
運動会(Athletic meet/Sports day): 赤組と白組に分かれて戦うのは日本だけで、平安末期の「壇ノ浦の戦い」が起源。源氏が白旗・平家が赤旗で、紅白歌合戦もここから
10. ランドセル: Japanese school satchel
オランダ語のランセルRanselが語源で、元々は軍事に使われた背嚢(今のバックパック)。日本のランドセルは軽くて丈夫で海外でも大人気。小学校で6年間使った中古ランドセルを集めてアフガニスタンに送るキャンペーンは2004年から続いており、現地の子供たちに喜ばれている。