結婚用語 和英辞典

1. 人前式 : Civil Wedding Ceremony

結婚用語 人前式

読み方は「じんぜんしき」。神仏に対して結婚の誓いを立てる代わりに、ゲスト全員に結婚の証人となってもらうスタイルの結婚式。宗教や場所にこだわらず、立会人や演出のチョイスも新郎・新婦の自由自在。神前式と混同しないよう「ひとまえしき」と呼ぶことも。

神前式: Shinto Wedding Ceremony


2. 色打掛 (いろうちかけ) : Colorful wedding kimono

結婚用語 色打掛

本来は武家の婦人の礼装とされた「打掛」を婚礼用にアレンジしたもの。赤やゴールドなど、白以外の華やかな色が多く使われ、白無垢で挙式を終えたあとに披露宴の「お色直し」でこれに着替えるのが一般的。

白無垢(しろむく) Pure white kimono: 表裏を白1色で仕立てた着物


3. 高砂 (たかさご) : Sweetheart table / Head table

結婚用語 高砂席

披露宴で新郎新婦が座るメインテーブルのことで「高砂席」とも。招待客席よりは一段高く設けられることが多いが、ゲストハウスやレストランでは招待客と同じ高さにすることも。二人だけで座る一段高い席は“Sweetheart table”と呼ばれ、ブライズメイド(新婦の友人)やグルームズマン(新郎の友人)と一緒に座れば “Head table”となる。


4. ブーケトス : Bouquet Toss

結婚用語 ブーケトス

結婚式で花嫁がブーケを投げる「ブーケトス」は、幸せのバトンタッチとして人気の演出。ユーモア好きで陽気なフランスでは、新郎が花嫁のスカートの中に入ってガーターベルトを外して放り投げ、それを受け取った男性が次に結婚できるという “Garter Toss”が大人気。


5. メイド・オブ・オナー : Maid of Honor

結婚用語 メイドオブオナー

花嫁のお世話をするブライズメイドたちの中でも、主役の花嫁と一番親しくて女性側の代表とされる役割。独身・既婚は問わず、独身者ならメイド・オブ・オナー(Maid of Honor)、既婚者はマトロン・オブ・オナー(Matron of Honor)と呼ぶ。

ブライズメイド: Bridesmaids


6. 倦怠期 : Rough patch

結婚用語 倦怠期

直訳すると「でこぼこの断片」で、難局とかヤバイ状況という意味。昔から男女関係は3の倍数が危険な時期と言われており、出会ってから3週間、付き合って3ヶ月、そして結婚3年目になぜか突然やって来る。「いま倦怠期なんだよねェ〜」は“We are going through a rough patch now”。


7. マリッジブルー : Pre-wedding jitters / Pre-nuptial doubts

結婚用語 マリッジブルー

新生活の不安や式の準備による疲れなどにより、結婚を前にして情緒不安定になる症状のことで特に女性に多い。男性はプロポーズの前にマリッジブルーが済んでいるので、婚約したあとはクヨクヨ考えないと単純である。ちなみに“Marriage Blue”は和製英語なので海外では通じない。“jitters”とは不安な気持ちとか「神経質」のこと。


8. 婚約破棄 : Broken engagement

結婚用語 婚約破棄

何らかの理由で婚約破棄となった場合、慰謝料の額は交際年数や挙式までの期間などによって変わってくるが、30〜300万円の間で決着がつくことが多い。交際期間が長いほど、また挙式まで短いほど高額となるのが一般的。断るならお早めに。

慰謝料: Alimony


9. おしどり夫婦 : Lovebirds

結婚用語 おしどり夫婦

Lovebird(ラブバード)とはアフリカ原産の「ボタンインコ」のことで、夫婦仲の良さがそのまま名前になった。“s” を付けて複数形にすると「おしどり夫婦」「新婚さん」「仲良しカップル」という意味。しかし本物のオシドリ(Mandarin duck)のオスはメスに付いて歩くだけのダメ男で、しかもメスが卵を生んだらさっさと家を出て他のメスを探し回るという浮気者と、その実態は「サイテーの男」。ダメなオスには気をつけましょうね。


10. できちゃった婚 : Shotgun marriage

結婚用語 できちゃった婚

いわゆる「デキ婚」。特に20歳未満の場合では、結婚5年以内の離婚率が8割と圧倒的に高く、ネーミングも聞こえが良くないので最近では「授かり婚」とか呼ばれている。英語の由来は、妊婦の父親が相手の男性に対してショットガンを突きつけて「責任を取れ」と結婚を迫ったことから。

結婚英語ハンドブックより