1. オープンハウス: Open house
週末の午後のお手軽な行楽。タダでいろいろ教えてもらって家族みんなで楽しめて、下手するとお土産までもらえるテーマパーク。新築だけではなく中古物件も多く、中も外も周辺もすべてチェック出来るのがオープンハウスの利点です。本気で買うなら説明をしっかりと聞きましょう。欧米で “Open House” と言うと、よそから引越して来たとか家族の記念日とかで近所の人たちを家に招く気軽なパーティーの事も。
2. システムキッチン: Built-in kitchen
キッチンに必要な調理台・流し台・収納などがセットになった一体型の設備で、最近は1K の賃貸アパートにも立派なのが付いており、古くなったキッチン全体を丸ごと新しいものに取り替える事も可能です。ちなみに「システムキッチン」は和製英語なので外人さんには通じません。
3. 掃き出し窓: Terrace window
サッシの下が床面に接している窓のこと。本来は室内のホコリなどを掃き出すために壁の最下部に設けられた小さな窓でしたが、最近では大きく取り付けられて部屋中の要らないモノやお父さんとかを掃き出したりしています。
4. 人工大理石: Artificial marble
アクリルやポリエステルで作られた大理石っぽい樹脂で、石は含まれていません。キッチンや浴槽に使われますが樹脂なので天然石の高級感には及ばず、石の代用なので「代理石」と呼ぶ人も(ウソです)。石を含んだ人造大理石とは別物で、英語では区別するために “Imitation marble” とも呼ばれます。
人造大理石 (Cultured marble): 天然の大理石などを粉砕してセメントや樹脂で固めたもの
5. 手付金: Security deposit
不動産に限らず、購入の意思を示して販売価格の一部として払うお金。買主の責任で契約をキャンセルする場合は戻って来ないことが多いので契約時によく確認しましょう。賃貸契約の敷金も“Security deposit”と呼びますが、こちらはむしろ貸す側のSecurity (安全)のためのお金です。
買主 (かいぬし): Grantee/Buyer
6. クレセント(錠): Crescent lock
アルミサッシ窓などの室内側の枠に取り付けて外から開かないようにロックする締め金で、アメリカの金物メーカー・クレセント社の大ヒット商品です。取っ手のついた三日月(Crescent) 型の金具を回転させ、受け側の金具に引っ掛けるように締めて使います。
7. ジェットバス: Jacuzzi / Whirl pool bath
気泡浴槽。細かい穴から泡の噴き出すお風呂でマッサージ効果があります。アメリカのJacuzzi社が開発したもので商品名にも使われていますが、正しい発音は「ジャグジー」ではなく「ジャックージ」。ちなみにお湯が出る方の穴は、蛇口 (ジャグーチ)...
8. バルコニー: Balcony
ビルやマンションの2階以上の外壁から張出した屋根のない空間で、屋根のあるのはベランダ。手すりの高さは床面から110cm以上と建築基準法で決められています。下階の天井部分の上に作ったルーフバルコニーは広くて人気で、キッチンの外側に設けたサービスバルコニーは物置とかに便利。角部屋を囲むような形のものは回りバルコニーと呼ばれ、浜辺にある「渚のバルコニー」は、聖子ちゃんを待つところ。
9. タウンハウス: Townhouse
2〜3階建て低層式の連棟住宅のこと。長屋建てとも呼ばれますが、敷地を共有するものをタウンハウス、各戸に専有の敷地を持つものをテラスハウスとして区別することが一般的です。タウンハウスには専用庭が無い代わりに共用の庭があって文字通り小さな「街」のような感じです。全所有者で運営する管理組合もあって、不動産の分類では「マンション」に入れられることが多いです。
10. 用途地域: Land use zoning
静かな住宅街にパチンコ店は迷惑とか、小学校の隣にカラオケBox はいかがなモノかとか、地域によって建てられる建物の用途や大きさなどを都市計画法に基づいて制限したものです。用途地域は住居地域・商業地域・工業地域など12に分かれていますが、工業専用地域以外であれば1戸建てやマンションを建てることが可能です。