1. 特約店 : Exclusive distributor
メーカーから特定地域における独占的販売権などを与えられ、メーカーと特定製品の継続的・優先的な供給を受けられる契約を交した販売店のこと。1つのメーカーの特約店になると、同業他メーカーとの特約店契約は結べないというルールがある。「パナソニックのお店」では日立の製品は売れないのだ。しょうがないのだ。
2. 生鮮食品 : Perishable foods / Perishables
“Perish”とは「傷む・腐る」ことで、それに“able”が付いて「傷みやすい・腐りやすい」という意味になる。スーパーの生鮮食品コーナーには“Fresh Produce”と書いてあるのが一般的。
3. プライベートブランド : Private brand (PB) / Store brand
メーカー側が企画・製造した商品ではなく、百貨店やスーパーマーケットなどの小売業がメーカーと共同開発して販売する「独自ブランド」のこと。ストアブランドとも呼ばれるが、無理やり日本語にすると「自主企画商品」となる。イオングループの「トップバリュ」や西友の「無印良品」などなど。
4. 衝動買い : Impulse buying
“Impulse”とは「欲求・心のはずみ」という意味なので、急がずに立ち止まってよく考えて。「衝動買いしてしまったモノ」は“Impulse-buy”、航空自衛隊に所属するアクロバット飛行隊の愛称・ブルーインパルスは「蒼い衝撃」という意味。
5. アンテナショップ : Pilot store
新商品を試験的に売り出す小売店舗。メーカーや地方自治体などが商品を紹介し、売れ筋など新たなトレンドを探ることを目的とした店舗のこと。パイロット・ショップとか実験店舗とも呼ばれ、最近では主に地方都市がその名産などを東京(銀座)や大阪(心斎橋)などで売る店をこう呼んでいる。“Antenna shop”は和製英語で、外人さんには「アンテナ屋」と思われてしまう。
6. ゴールデンゾーン : Golden zone
商品棚の中で、買い物客の胸から肩の高さ、つまり最も商品が目に入りやすい80〜140cm(最上段から2段目あたり)の棚は「ゴールデンゾーン」とか「ゴールデンライン」と呼ばれる。店側ではここに新商品や重点商品を置くことで、目につきやすく「つい手が伸びて」しまうように工夫をしている。
7. おとり商品 : Loss leader
店舗に顧客を引きつける目的で、利益ゼロあるいは原価割れの価格をつけた商品。損失先導商品とかロスリーダーとも呼ばれる。これを買ったお客はついでに他のものをついつい買ってしまうので、店側としては儲けとなる。逆にこれしか買わないお客はバーゲンハンター(英語では Cherry picker)と呼ばれて、お店にとっては手強い相手。
8. ストック・キーピング・ユニット : Stock Keeping Unit (SKU)
直訳すれば「在庫保管単位」で、ざっくり言うと商品の受発注・在庫管理を行うときの最小単位。同じ商品でもパッケージや入り数などの違いで区別され、例えばTシャツでサイズがS・M・Lの3種類あり、それぞれにカラーが3色ある場合は9種類の品目となるため「9SKU」と数える。在庫管理はSKU単位で行い、この9品目の在庫をそれぞれ把握しておかねばならない。とっても面倒くさい。
9. 閉店セール : Closeout sale
「閉店セール」と聞くとつい衝動買いをしてしまうのだが、本当に店を撤退してしまう「完全閉店」とは別に「改装閉店」というのがある。店の修繕などのため一時休業する場合のもので、閉店の翌日に早くも新装開店していたりする。ひどいのになると1年中「閉店しない閉店セール」をやってる店も。
10. バーコード : Barcode
スーパーやコンビニのレジでは現品と伝票をバーコードで確認するので間違いはない。以前テレビで、バーコードリーダーでお父さんのバーコードハゲを読めるか、というプロジェクトがあった・・・バーコードは見事にそれを読んだ・・・そのお父さんは「シャケ弁 380円」だった・・・(田口トモロヲ風に)